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統一教の分裂

統一教会に一体何が起こっているのか? 著者は、統一教会分裂の現象を長年に亘って観察し、歴史的研究方法によって研究してきた。この本は、膨大な統一教会の一次資料に基づき、統一教会分裂の原因から過程、結果を詳細に記述し、統一教会の未来を見ている。

6章 カリスマ伝授の失敗: 文顯進追放過程-10<真の家庭理想は世間の嘲笑のネタになった>

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6章 カリスマ伝授の失敗: 文顯進追放過程-10<真の家庭理想は世間の嘲笑のネタになった>

6章 カリスマ伝授の失敗: 文顯進追放過程-10真の家庭理想は世間の嘲笑のネタになった>

2009.2.27-3.7 文顯進、日本、フィリピン、台湾巡回

 

文顯進主管の2009UPF世界平和巡回大会が、227日から37日まで日本、フィリピン、台湾で相次いで開かれた。創教者が指示した時限である515日を完了目標として郭錠煥と分捧王•大陸会長などの分担計画の下に194ヵ国の大長征が出発した[1]

 

2009.2.28. この日の「安侍日敬拝式及び朝の訓読会」で創教者は、韓鶴子との葛藤を暗示する言及をした。再び、韓鶴子が創教者の血統に対して問題を提起したようである。

 

お母さんも38度線を越えなければならない。あなたはあなたが行くべき道があり、私は私なりに行く道があると言って行ってみなさい。分かれてしまった。1%、0点何%の差があっても分かれる。天国の門を一緒に入っていかなければならない。堕落する時に一緒に堕落した。一緒に追い出された。地獄の底に一緒に行った。「先生が堕落の血を受けたのか、きれいな血を受けたか」などと言っている。

 

皆さんはそういう自信があるのか。16歳で堕落したなら、堕落する前にエバの名前をつけて、その次にアダムの代身の位置で歴史時代の代表として責任を負い、蘇生段階の代表者、長成段階の代表者、完成段階の代表者、全部で8段階を越えて行ける6千年の代表の血統を清めないで、どうして代身して神様の血統を連結させることができるのか。

 

原理を解釈すらできない人々が、先生が純血か、何の血か、先生の血がどうだというのか、堕落前に血を汚したのか。16歳にしたことが何か、決心した内容が何か。その詩(「栄光の冕旒冠」)が何か、皆さんを教育する為のものか。それは私が越えるか越えられないかという闘いの宣言文である[2]

 

2009.03.01. 文顯進、2009 天宙平和連合世界平和巡回日本大会[3]

 

その間に束草へ来ていたK会長から、文顯進と彼に同調した米国統一教会の理事を「謀反人」として追い出し除去する為の罠と装置が束草に作られているので、早く帰って来なければならないという伝言が何回もあったが、文顯進は巡回に集中した。ところが結局、全ての計画を中断して韓国に帰って来いという創教者の厳命が下され、200938日に文顯進は束草に帰って来た。

 

200938日は統一教会分裂の分岐点になる、いわゆる「束草霊界メッセージ事件」が起こった日である。この事件を契機に、真の家庭は完全に分裂した。統一教会と韓鶴子、文亨進、文國進、そして統一教会全体は本格的に文顯進を非難し始めた。

 

創教者は韓鶴子、文國進、文亨進、梁昌植、金孝律、石俊淏、朱東文、金孝南など統一教会の核心幹部と、教区長ら、本体論受講生など500人余りが集まった場で「安侍日敬拝式及び朝の訓読会」を主管した。その中で、創教者は特に、39日付で金寧社が発行した創教者の自敍伝『平和を愛する世界人として』に署名し、『天国を開く門、真の家庭』『平和神経』『天聖経』などの訓読教材の重要性を強調した。中間に文顯進会長が到着し、米国協会理事らが入国している中で創教者は「霊界の実相を背景に人事措置と、革命的提案をしなければならない」とし、「文孝進霊界書信」と「訓母様霊界報告書」を読むように催促した。金孝南訓母の代わりに司会を務めていた梁昌植が、韓鶴子から報告書を伝達されて読んだ。

 

続いて、韓鶴子-朱東文-黄善祚-石俊淏-郭錠煥の所感発表後、韓鶴子と「真の子女」らが歌を歌った。そして創教者は、故文孝進の妻である崔妍娥を鮮文大教授兼韓国女性連合副会長に任命、文仁進米国総会長任命、郭珍満モンゴル分捧王1年停職、文顯進UPF及びGPF会長停職、金炳和・朴ジョンヘ[4]共同米州会長シカゴ発令と金起勲会長任命、ニール・サローネン・ブリッジポート大学総長免職及び朱東文社長任命、タイラー・ヘンドリックスUTS総長停職及び金起勲管轄、文亨進を中心とした米国協会理事会再任命、柳鍾寛国民連合会長留任など、電撃人事措置を断行した[5]。この人事発表の核心は、文顯進とその支持勢力の首を切り、親文亨進勢力を前面に立てることであった。さらに残念なことは、用意した報告書を全て読み上げた後の韓鶴子の発言である。彼女は文顯進を免職させた霊界の決定が正しいという根拠として、「真のお父様が最も重要に思うのは絶対性ではないか」として、文顯進の免職理由を遠回しに表現した。そして「霊界の観点が正しい」としながら、文亨進固めに対する創教者の最後の判断を間接的に促した[6]

 

文顯進は「余りにも呆れました。私は到底こんなことはできません。そして、このようにしようとするのであれば、私は行きます」という言葉と共に、全てに責任を持って退くと言って退場した。この時、外で出くわした金孝南は内幕を尋ねる文顯進に対し、自分は文孝進の霊界書信とは無関係であり、「訓母様報告書」も作成していないと答えた[7]。ところが、20111127日の金慶孝の公開書簡によると、この日に読んだ霊界書信は創教者が指示したのではなく、他の人の指示であり、梁昌植は自分が初案を作って金孝律と共に手を加えたと金慶孝に白状したという[8]

 

緻密な計画の下で、偽の霊界書信で創教者を欺いてでも文顯進を除去する為のあらゆる陰謀を企んだ者は正に「その人」であったことが明らかになった。「その人」は正に創教者と最も近く、最も影響力があり、創教者の血統を否定することができる人である。束草事件が起ったその翌日、創教者は事件現場の状況に当惑してどうすることもできず、文顯進の態度に創教者は失望しながらも、これ以上の破局を望まなかったと見える[9]

 

一つ注目すべき疑問は、創教者が自分の指示に従い、227日から始めた文顯進のGPF活動を7日後に停止させた事実である。創教者のこの決定を正常と思うには非常に非常識である。既に予定された行事を中断させてまで文顯進を免職させるだけの理由がなかったからである。筆者が収集した全ての資料を通して類推してみても、文仁進の不法理事会変更と文國進との葛藤などの全ての過ちを文顯進に被せて創教者に報告したように見られ、韓鶴子が文顯進の脱線の噂によって創教者を刺激し、決定的に文孝進の霊界メッセージを捏造することによって創教者を欺いた結果だと見える。

 

後に文顯進に反対する統一教会の人々は、大きく次の5つの理由から束草事件を正当化した。第一に文顯進は「真の父母」を差し置いて自分を真の父母だと勝手に名乗った[10]。第二に文顯進は絶対性に傷(脱線)がある[11]。第三に文顯進は米国理事会を自分勝手に主管した[12]。第四に文顯進のGPF活動は正当性を失った。反逆活動である[13]。第五に文顯進は真の家庭をして血の涙を流させた加害者である[14]。ところが、客観的に見ると、この理由は嘘に近い。霊界の文孝進の手紙を偽造して創教者を説得し、文顯進を急いで追い出したのは、韓鶴子と文亨進、文國進、文仁進、そして統一教会の指導者がそれほど文顯進を恐れていたという証拠でもある。創教者の指示に従い、GPF大会で再び成功して帰って来れば、文顯進を除去する機会はさらに消えていくからであった。彼らはそれほどに焦っていたということになる。

 

寝室動画、創教者の法廷陳術書、そして束草霊界メッセージ事件の共通点は、この事件が文顯進を除去する為に緻密に企画されたという事実である。創教者は反文顯進勢力によって、文顯進除去の単純な道具として利用されていたわけである。特に束草霊界メッセージ事件の場合、創教者を完璧に欺く為に2008317日に他界した文孝進まで利用した。

 

全ての資料と情況は、陰謀を企てた勢力の非道徳性を暴露する。長男・文孝進の他界に心を痛めていた創教者の心情さえも、文顯進除去の巧妙な道具として利用したというのが正に、束草霊界メッセージ捏造事件であった。真の家庭の価値は世俗化されて地に落ち、真の父母の権威はどこにも見られなくなった。

 

2007年から20093月まで統一教会で起こった状況を通じて、1998年から文顯進を先頭に立てた統一教会が如何なる過程で文亨進と文國進の統一教会に移行するようになったか、韓鶴子を中心とした「真の家庭」が文顯進を何故、放逐したのかが分かる。真の家庭の背信と陰謀、母親と弟たちが父親を欺いて兄を陰湿に攻撃して追放したというこの呆れる事情は、韓国の朝の連続ドラマでも見ているかのように劇的である。

 

このような一連の事態により、真の家庭の道徳性と権威は破壊した。創教者が世の中の非難にも関わらず、一生涯固守してきた真の家庭理想は世間の嘲笑のネタになった。それ以後の統一教会は、文顯進の活動をさらに露骨に妨害し、彼を非難する特別説教と講演[15]、そして言論インタビュー[16]を続けた。大衆媒体を積極的に活用することによって、真の家庭の陰謀と分裂は全て世間に知られるようになった。結果的に、統一教会が真の家庭運動によって地上天国を成すという話は世間が全て知る嘘になってしまった。それだけでなく、真の家庭の分裂と、統一教会で展開された一連の事態は、これから真の家庭と統一教会に迫り来る試練を予告するものであった。

 


 

 

[1] 「真の父母様の指示によって『2009 天宙平和連合世界平和巡回』が始まった。今回の巡回は『万王の王神様解放圏戴冠式』の勝利的基盤と前年20ヵ国で進められた地球村平和祝祭(GPF)、そして国際指導者会議(ILC)及び世界平和頂上会議が成功裏に開催された基盤の上に、2013年までに天一国の基盤を実体化する為の全世界的なモーメンタムを造成する為のものとして、真の父母様を代身して文顯進会長を中心に進められる予定である。真の父母様は今回の巡回が今日515日までに完了しなければならないと語られ、短時間に多くの国々を巡回しなければならないので、文顯進会長が直接参加できない所は文顯進会長の演説ビデオをそのまま上映するよう指示した。天宙平和連合は今回の巡回を主管しながら、各大陸及び国家別に天宙平和連合が志向する平和のビジョンと目的に合わせて国家単位で世界平和家庭連合(Global Peace Home Association)創設準備、国連更新、国連新千年開発計画(MDG)遂行、超宗教運動、平和奉仕、祝福及び真の家庭に関する多様な行事とプロジェクトを進めるものと見られる。特に今回の巡回では、昨年の地球村平和祝祭(GPF)の成功的実践モデルを各国の底辺に定着させる為に、各国政府及び機関、NGO 団体などを共同後援及び協力パートナーとして参加させることを計画している。文顯進会長は日本大会(227日~31)を皮切りにアジアとアフリカ、中東とヨーロッパ、南北米などの主要国家を巡回する予定である。巡回日程中に文顯進会長は、アフリカのエチオピアでアフリカ連合及び国連指導者と会合を持ち、ケニアのナイロビではマーティン・ルター・キング3世のリアライジング、ザ・ドリーム財団と共同で世界各国の青年指導者を招待して、国連新千年開発計画達成及びアフリカ地域平和定着の為の国際青年指導者頂上会議を開催する予定である。その後、フランスではユネスコ本部で講演会をした後、パラグアイを経てブラジルなど南米大陸巡回を終えた後、モンゴル、韓国、インドネシア等で巡回講演を続けるものと思われる。特に、インドネシアは世界最大のイスラム国家であり、アブドゥラマン・ワヒド前インドネシア大統領などの主要指導者が文顯進会長を招待する中で、地球村平和祝祭(GPF)を開催する予定である。特にこの行事には、全世界最高位のイスラム指導者が参加することが予定されており、真の父母様を中心とした地球村超宗教平和運動の成功的なモデルを確認するものと期待される。文顯進会長は巡回の最後に今回の巡回の全ての成果を一つに集める意味で、米国ニューヨーク国連本部で国連が定めた『家庭の日』を記念して講演することにより、194ヵ国巡回講演会の最後を飾る予定である」『統一世界』2009.3,Vol.453,103-104.;2009.4,Vol.454,40-41.111-113.;『社報』,189(2009),107-108.113.; GPUI(2010),『文顯進会長GPFみ言葉資料集』,179-180.

 

[2] 『み言葉選集』608,303.2009.2.28.

 

[3] 『統一世界』2009.3,Vol.453,103.31日午後3時、日本埼玉スーパーアリーナでの2009天宙平和連合世界平和巡回日本大会で語られた。午後830分、一心特別研修院での国家メシヤ総班長特別集会で語られた。真の父母様の指示に従って、「2009天宙平和連合世界平和巡回」が始まった。今回の巡回は、「万王の王神様解放圏戴冠式」の勝利的基盤と昨年20ヵ国で進められた地球村平和祝祭(GPF)、国際指導者会議(ILC)及び世界平和頂上会議が成功裏に開催された基盤の上で、2013年までに天一国基盤を実体化することができる全世界的なモーメンタムを造成する為のものであり、真の父母様を代身して文顯進会長を中心に進められる予定である」

 

[4] 創教者は金炳和会長に金起勲会長の代身としてシカゴへ行き、キリスト教牧師を教育し組織する責任を負うよう指示した。大陸会長の首が飛んでも新しい領域でリーダーシップを発揮し、み旨の前に貢献する道を開いた。しかし、実際のところ、金炳和会長は月2千ドルだけもらって島流しされるようにシカゴに送られ、将軍から二等兵に格下げされたかのように、何の役割や権限もなしに第一線の伝道活動を助けた。理事会事件と直接は巻き添えにされなかったが、連帯責任を負って共同大陸会長から退いた朴ジョンヘ会長の措置もさらに悲惨だった。朴会長はアジアで20年以上大陸会長を務め、男でも成し遂げるのが難しい実績を積んできた人だった。彼女は、この事件で受けた衝撃とストレスにより癌闘病中に他界した。ある日、創教者は啓示的に朴ジョンヘが死にかかっていると感じられ、朴会長をラスベガスに呼んだという。その時、朴会長はH**から文顯進の反対側に立って講義をせよという圧力を受けたが、むしろ、そうするぐらいなら統一教会を去ると言ってその提案を拒絶したという。2013.11.11.K氏の証言.

 

[5] 『み言葉選集』609,93-96.118.;2008.8.16.文顯進が創教者に書いた書信で、「それは天一国の理想の中で発生してはならない全てを見せたものであり、如何なる真実と正義も、正当性を付与するだけの如何なる根拠もない」と表明した。また「神様は決して、そのような状況に臨在されることはできない」とし、「その日は私たちにおいて最悪の瞬間であった」と吐露した。そうしながらも、最後は「私があなたを離れたとか、あなたの権威に挑戦しているといった如何なる言葉にも耳を傾けられないで欲しい」と結んだ。

 

[6] 『み言葉選集』589,151.;609,138.:その後、H36家庭などの元老を呼び、文顯進は「純血」ではないと言及したという話が参席者から伝わった。

 

[7] 退場した文顯進を連れに行った郭錠煥は金孝南に会い、事の経緯を尋ねると、金孝南は自分はこのことと無関係だと重ねて言ったという。郭錠煥の講演,2016.4.9.忠南公州韓国文化研修院

 

[8] 2013.11.11.梁昌植から全ての内幕を聞いたK氏の証言.

 

[9] 『み言葉選集』609,152.2009.3.9.「顯進と父の問題は問題になりません。そういう問題は私たちには有り得ないので、根本がそうなり得る道に行くことがないように全てしたのです」

 

[10] 2010.2.22.世界国家責任者総会,遊天宮,文顯進批判講演

 

[11] http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mWK1/409.

 

http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/fg5R/2873.

 

[12] http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mWK1/409.

 

http://cafe.daum.net/W-CARPKorea/iVbJ/103.

 

[13] http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mWK1/398.

 

http://cafe.daum.net/W-CARPKorea/iVbJ/103.

 

[14] http://cafe.daum.net/tongilgyoyeouidoSJ/mWK1/398.

 

http://cafe.daum.net/W-CARPKorea/iVbJ/103.

 

[15] 2010.2.22.統一教会聖殿の一つである遊天宮で、創教者の特別補佐官である金孝律は公けに文顯進を非難した。彼の主張の要旨:①絶対崇拝対象は真の父母である。②韓鶴子は創教者と同等のレベルで完成した。③真の子女の生き方を自分が全て知っている立場から見て、彼らは崇拝対象ではない。④文顯進は真の父母が失敗したと主張している。⑤代身者・相続者は文亨進であり、文亨進は真の父母が霊界へ行っても統一教会の代表になるであろう。⑥文亨進は文顯進とは違い、真の父母に絶対服従する。続いて登場した米国籍の弁護士・朴珍用は文顯進の態度を霊的クーデターと規定した; これらの公開批判に対し、金慶孝、郭珍満をはじめとする多くの祝福家庭がこれらの発言の真偽を明らかにし抗議しながら、統一教会の本格的な分裂と紛争が深化した。2010.3.25.金慶孝の公開書信.; 2010.3.27.郭珍満の公開書信.; 2011.7.21.摂理とみ旨を愛し守る祝福家庭一同の抗議書簡

 

[16] 文國進は、文顯進UCI会長が末弟が世界会長になったことに不満を抱いて、文鮮明牧師を背信したと批判した。彼は、「UCIは財産を教会に返せ」と要求した。<時事人>197,2011.6.30.文國進のインタビュー.; 「これは兄弟喧嘩ではありません。兄の文顯進(3男、UCI会長)は父と少し葛藤がありました。父がしようとする仕事に兄の文顯進会長は何度も反対しました。それが問題の根源でした」TV朝鮮,2012.3.15.文國進インタビュー.; 「マスコミで言っている兄弟間の喧嘩というのは正確ではありません。私は父の指示によって全ての活動をしており、兄はその指示に従っていません。そこに問題があります。そして、いわゆるサタンという言葉がマスコミから出たのも正確ではありません。私たちは父を再臨主と信じているので、その方を背信する人を、言わばエデンの園で堕落した天使の立場にいると神学的に言うことができるのです。それで義父となる人がお父様を背信したので、その義父が即ちサタンだと神学的に言うのです。私たちはそういうことを私たちの神学を根本にして言っているのですが、私たちの神学をよく理解できない人々は何故こう言っているのか理解できないかも知れません」 TV チャンネルA、「朴ジョンジンの時事トーク快刀乱麻」,2012.5.1.文國進インタビュー.


 




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プロフィール

HN:
JUN
性別:
女性
自己紹介:
「統一教の分裂」を読んで衝撃を受けた6500双の在韓日本婦人です。一人でも多くの日本人に読んで欲しいと思い、翻訳してブログに発表していくことにしました。

「統一教の分裂」目次

序文
1.特異な現象/1
2.統一教のアイデンティティ形成/5
  1)血統復帰の神話/7
  2)教理の形成:原理原本/11
  3)組織、教理、儀礼の体系化/14
  4)血統復帰儀礼の原型:創教者の聖婚式、子羊の宴/20
  5)血統復帰儀礼の拡張:統一教会信者の祝福結婚式/24
  6)祝福結婚式の過程と構造/28
  7)統一教会信者の生活と性的アイデンティティ/32
3.アイデンティティの大衆化/37
  1)血統復帰の拡張/37
  2)血統復帰儀礼の日常化:衆生式、復活式、永生式を通じた血統復帰/38
4.宗教を超えたアイデンティティ/43
  1)世界平和統一家庭連合の登場/43
  2)信念体系の確定:<8代教材教本と究極の真理/49
  3)創教者の使命完遂と人類解放日の宣布:基元節宣布/51
5. 創教者のカリスマ伝授の試みと反発/57
  1)文顕進の登場:カリスマ伝授の初の試み/58
  2)1世代の反発:世界基督教統一神霊協会の分裂開始/68
  3)文国進の登場と分裂の可視化/84
  4)文亨進の登場とアイデンティティの歪曲/97
6.カリスマ伝授の失敗:文顕進の追放過程/107
7.統一教の極限分裂とカリスマの没落/155
  1)分裂の内幕:2009年4月~2010年6月/156
  2)罠にかかった文顕進/165
  3)創教者の宣言文とカリスマの没落/167
  4)分裂の内幕:2010.6月~2012.8月/179
8.統一教の創教者が他界する/205
9.韓鶴子の変心/217
  1)教理の変更/217
   ①『天聖経』変更/219
   ②<家庭盟誓>変更/222
   ③『文鮮明先生御言葉集』内容削除した後、再配布/225
   2)文国進と文亨進の追放/230
10.韓鶴子の神格化の試み:神様の婦人から独生女へ/239
  1)韓鶴子の不順従/245
  2)神格化の最初の作業:神様婦人論/252
  3)神格化の二番目の作業:独生女論/262
  4)独生女論の教理化:『真の父母経』/274
  5)韓鶴子の現状分析(2012.9~現在)/277
   ①韓鶴子の自意識の変化/278
   ②韓鶴子のカリスマ/282
   ③韓鶴子の関心/283
  6)韓鶴子の現状の小結論/286
11.文亨進の最近の現状/291
  1)文亨進の説教/292
  2)文亨進の自意識/296
  3)創教者 崇拝/301
  4)韓鶴子への公開非難/303
12.文顕進の最近の現状/311
結び/317
参考文献/325
エピローグ/341