知り合いから転送されてきたメールを掲載します。
金博士は、明日8月11日午後3時、新道林グリーンアートホールでの「開かれた討論会」で、自身が研究し確認した統一教分裂の内膜を宗教学者の立場と良心から詳細に明らかにすると言うことです。
統一教の分裂、著者金ジョンソク宗教学博士に会う。
(『統一教の分裂』著者金ジョンソク博士が菜園を耕している様子)
カカオトークとEメールで招待状と報道資料を受け取った。韓国メシア運動史研究所から送られてきたものであった。内容は<統一教の分裂公開セミナー>である。クリスチャンである私は、市民活動家でありジャーナリストとして、天安で起こる様々な情報に精通している。今回の公開セミナーは、統一教会関係者はもちろん、一般人にも焦眉の関心事である。しかも私は、著者の招待により『統一教の分裂』出版記念会に出席し記事を書いたことがあり、本を購入して読んだという縁がある。この本で印象に残った場面は、末息子が母親をレズビアンであると罵倒する場面と、二人の弟が母親と組んで兄を追い出すという場面である。
偶然にもその事には、NGO活動をしながら、大韓キリスト教聖教会忠南某教会による不正事件の清浄化のためにも深く関与した。宗教に対する関心の比重が似ているだけに、著者に会いに行く足取りはなぜか軽かった。著者の家は太祖山の麓にあった。一度会った縁もあり、突然訪ねて行った。蒸し暑い日に彼は日よけの帽子を深く被って畑の草を毟っていた。半強制的に写真を撮った。
準備して行った飲み物を飲みながら尋ねた。統一教の分裂公開セミナーについて話して欲しいと…。以前、出版記念会の時に「信仰告白をしろ」というキリスト教のヘラルド・アン記者による率直な質問や本を書いた動機、研究の方法など、様々な話を取材して記事にしたが、このような公開討論会はまた違った事件である。
意外にも金博士の動機は簡単であった。自分と出版社にかなり多くの電話があり、多くの統一教会人がこの本を書いた立場と内容について解明することを望んでいるという。
『統一教の分裂』の著者であり宗教学者として、そして、統一教会の祝福家庭の一人として責任を感じているという。自身の学術的良心をかけて研究した統一教分裂の内膜を読者が強く求めている状況で、公開討論会で、天宙の救いを目的に入教した統一教会人たちの前で分裂の主体者たちが分裂の状況を解明するならば、統一教会人は真実を判断することができるだろうという希望を金博士は持っていた。
金博士は7月5日に抱川で開かれた世界新宗教学会に出席した時のことを語った。「統一教創教者の死後に起こった統一教の分裂が学会の主要テーマであったが、数人の学者によって発表された統一教の分裂状況は参加した多くの学者の笑いものであった」という。そこに出席した統一教の学者たちの無力さと無責任、しかも真実を歪曲する非良心に、金博士はショックを受けたという。
鮮文大の金某教授と文某教授は「教団から圧力を受ける」として、自分たちの名前が金博士の本に記載されていることを強く抗議し、梁某教授は「軽挙妄動するな」とまで言ったという。「家庭連合の経典化過程」を発表した趙某教授は「8大教材教本」という部分を意図的に言及しなかったことなど、非良心的な発表をしたとし、統一教の学者たちによるこのような行動も金博士が公開討論会を受け入れた理由の一つであると述べた。
去る7月21日『統一教の分裂』が出版されて後、統一教会人たちと分裂の当事者は言うまでもなく、一般の読者も高い関心を見せているという。特に一部の読者は、この本の著者に公開的な解明を要求しており、著者を中心に統一教分裂の当事者による公開討論会を要求する状況に至ったという。
『統一教の分裂』は「統一教分裂」の原因、過程、結果、そし未来を語っている。
統一教の創教者である文鮮明総裁の死後4年の間に、教団内では深刻な葛藤と分裂が起こっている。最近、統一教唯一の「相続者、代身者、天一国二代目王」であると主張する文亨進氏(文鮮明総裁の7男)が、自身の母親であり統一教二代目教主である韓鶴子女史を「堕落したエバ」「バビロンの淫婦」さらには「レズビアン」と非難している。そして、創教者の妻であり真の母である韓鶴子女史は「独生女」であるという主張し、創教者とは違うアイデンティティを見せている。3男の文顯進氏は、現在の家庭連合は創教者の伝統とアイデンティティからずれているとし、独自の活動を展開している。
このような現象を『統一教の分裂』と見た宗教学者金ジョンソク(Ph.D.)は、統一教が分裂する過程と原因を膨大な資料を基に分析し統一教の未来を考えた。
著者は、分裂の原因は統一教創教者(文鮮明総裁)と韓鶴子女史とのアイデンティティの衝突であると主張している。つまり、創教者の血統認識と韓鶴子女史の血統認識の衝突が統一教分裂の原因であり、韓鶴子女史の世界平和統一家庭連合は創教者のアイデンティティとは違う新しい宗教現象であるとした。
この公開討論会は、統一教会人やマスコミ、一般の読者、学者たちが見守る中『統一教の分裂』の著者の発表をもとに、統一教分裂の当事者が初めて向かい合って意見を交わす意味のある場となるのではないだろうか。このような集まりは長期的に見て、統一教はもちろん、韓国の宗教文化に肯定的な影響を与えるものと思われる。
金博士は、8月11日午後3時、新道林グリーンアートホールでの「開かれた討論会」で、自身が研究し確認した統一教分裂の内膜を宗教学者の立場と良心から詳細に明らかにするものであり、分裂が固まっている現実を克服し、統一教は分裂から和解に、許し合ってひとつにならなければならないと主張すると述べた。
統一教の分裂が金博士の願うように、統一教の統一となるのだろうか。彼が願うごとくになることを望む。
http://www.newscore.kr/n_news/news/view.html?no=5200
記事の原文
もとの文(原文は韓国語)http://cafe.daum.net/W-CARPKorea/cSkJ/29773
1. 血統認識の衝突
つまり、創教者の血統認識と韓鶴子女史の血統認識の衝突が統一教分裂の原因であり、韓鶴子女史の世界平和統一家庭連合は創教者のアイデンティティとは違う新しい宗教現象であるとした。
そこが、本質的問題点であると思います。